今回の記事は、「仕事と自分の性格が合わない時に見直すべき4つのステップ」となります。この世には、2種類の人間が存在します。
➀自分の性格にマッチした仕事を選択している人。
➁自分の性格に合っていない仕事を無理してこなしている人。
どっちが幸せかは一目瞭然ですよね?あなたが➁の人種だったとしても、➀に移行することは出来ます。これから紹介する4つのステップを必ず参照して下さい。
目次
自分の性格と合わない仕事をすることがどれほどまでに地獄か?
あなたがもし自分の性格に合わない仕事を無理して続けているようなら、そんな生き地獄は今すぐ止めましょう!自分の性格と合わない仕事を続けることがどれだけの苦しみかは、僕も身をもって知っています。
20代前半の頃、僕はパチンコ店のホールの仕事をしていました。そこでお客様に言われた一言が、いまでも心に焼きついて覚えています。
「おまえ死んだ魚の目をしてるな?」
それから約10年の年月が流れ、僕の仕事は訪問介護事業所の管理職に変わっていました。自分で言うのもなんですが、売り上げは右肩上がりでそれなりの成績をたたき出していました。
ある日、営業に行った時、立て続けに新規のお客様を獲得し、上機嫌で事務所に帰宅しました。その時事務員さんから言われた言葉もまた、心に強烈に焼き付いています。
「宇田川くんってそんな笑顔できたんだね?」
自分では気づいてませんでしたが、相当活き活きとした笑い方をしていたようです。
20歳の頃は仕事で「死んだ魚の目をしてる」と言われ、その約10年後は、同じく仕事をしているのに、「そんな笑顔が出来るんだね?」と言われ、一体何が違ったのか?自分でも不思議でした。
今ならその答えが分かります。それは、「自分の性格に合った仕事をしているかいないか?」の違いです。
普通のサラリーマンだったら、1日8時間労働が原則でしょう。20歳から65歳まで働いたとして、45年ほぼ毎日8時間です。それは時間にすると、13万1400時間です。
あなただったら、次の2つのうち、どちらを選択しますか?
➀13万1400時間、極寒の地で裸体で震え続ける
➁13万1400時間、南国ビーチでトロピカルジュースを飲みながらゆったりと過ごす
➀は、自分の性格に合わない仕事を無理やり続ける人生に相当し、➁は、自分の性格に合った仕事を楽しくこなす人生に相当します。
決して大げさな例えではなく、自分の性格に合った仕事をするかしないか?という選択は、僕は本気でこれぐらいの違いがあると思っています。
「性格に合った仕事」ははたして神話か!?
自分の性格に合った仕事をするという事がどれだけ人生において有益な事か?は分かって頂けたかと思います。次に考えて頂きたいのが、「性格に合った仕事なんてそもそも存在するのか?」です。
「ここまできて今更振り出しに戻るのかよ?」と思われるかもしれませんが、僕は、性格ごとに仕事を決めつけるというのはかなり視野が狭く危険な行為だと思っています。
例えば、「営業職」というと、一般的には「明るく外交的な性格」が仕事に向いている性格と思われがちです。ですが、「内気で内向的な性格」の方が、営業の仕事でトップの成績をとっている事例を僕は知っています。
どういうことかというと、「内気で内向的な性格」という一見営業には向いていない性格を「誠実で真面目な性格」という武器に変え、トップの成績をたたき出していたのです。
この様に、工夫次第で自分の性格の弱点を最大の武器に変える事も可能なんです。こうした柔軟な視点というものも、ぜひ持っていただきたいと思います。
とはいえ、性格ごとに向いている仕事、向いてない仕事のリストもデータとしてあるので、参考程度に乗せておこうと思います。
真面目な性格の人が多い仕事トップ51位:運用(ファンドマネージャー/ディーラー/アナリスト)
2位:不動産企画/プロパティマネジメント
3位:測量/積載
4位:生産管理
5位:投資銀業務
ユーモアたっぷりの性格の人が多い仕事トップ51位:イベント/芸能関係
2位:ブライダルコーディネーター
3位:映像関連
4位:美容師/エステティシャン
5位:制作進行管理
体育会系な性格の人が多い仕事トップ51位:施工管理(戸健住宅)
2位:施工管理(設備/内装/土木)
3位:鉄道/空港/船舶関連)
4位:営業
5位:施工管理(ビル/マンション/商業施設)
文科系な性格の人が多い仕事トップ51位:知的財産/特許
2位:編集:デスク
3位:ヘルプデスク
4位:DTPオペレーター
5位:クリエイティブディレクター/アートディレクター
大雑把な人が多い仕事トップ51位:翻訳/通訳
2位:セールスエンジニア/FAE
3位:WEB編集/コンテンツ企画
4位:WEBプロヂューサー/ディレクター
5位:クリエイティブディレクター/アートディレクター
几帳面な性格の人が多い仕事トップ51位:薬剤師
2位:バックオフィッス/ミドルオフィッス
3位:臨床開発/治験
4位:金融事務
5位:不動産企画/プロティマネジメント
もちろんこの通りに自分の性格と仕事を照らし合わせて選択しなければならないという事ではありません。1つの参考にして頂ければと思います。
仕事と自分の性格が合わない時に見直すべき4つのステップとは!?
それでは、本題の、自分の性格と仕事が合っていない時に見直すべき4つのステップを紹介したいと思います。ぜひ参考にして頂ければと思います。
ステップ1.「何のための仕事か?」を見直す
「何のための仕事か?を見直す」という事は、あなたの人生における仕事というものの位置づけを見直すという事です。例えばですが、次の3つでは、人生における仕事の位置づけが全然違ってきます。
➀仕事は何でもいいからお金の為だけに働いている
➁家業を継がなければならないから父親から仕事でしごかれている
➂夢があり今の仕事をしないとその夢に到達できないから今の仕事をしている
もしもあなたが➀なのであれば、性格に合わないのであれば今すぐやめて同じくらい稼げて自分の性格にマッチした仕事をすればいいでしょう。しかし➁と➂ではアプローチが変わってきます。
➁でしたら、父親と深く話し合う必要があるでしょうし、➂でしたら、夢の実現の為に多少の忍耐が必要な場合もありますし、あなた自身の性格を改善していく必要もあるでしょう。
この様に、自分の性格と仕事が合っていないと感じるのであれば、まず初めに、「あなたにとって仕事とはどういった意味があるのか?何のために自分は仕事をしているのか?」といったことを、深く考えて下さい。
仕事を見直すにあたっては下記の記事が参考になりますので、ぜひ参照して下さい⇒
ステップ2.「自分の性格」を見直す
自分の性格と仕事が合ってないと感じた時に見直すべき2つめは、「自分の性格」です。というのも、自分の性格というのは、思っている以上に自分で把握できてないものだからです。
自分では、「この仕事は俺の性格には向いてないこんな向いてない仕事なんてやってられないよ~早く辞めたい」って思っていても、人に聞いてみると、「え!?〇〇君の性格はこんなとこがあるから、こういう風にすれば今の仕事ピッタリじゃない」なんて、新たな発見があることがほとんどです。
自分の性格を見直す具体的な方法は下記の記事に書いてあります。ぜひ参照して下さい⇒
「自分の性格を客観的に把握するスキル【人生が7倍豊かになる極意】」
「自分の性格はおかしい!?おかしい性格自己判断5つのポイント」
ステップ3.「自分の性格をかえる必要があるか?」を見直す
ステップ1で自分にとっての仕事の位置づけを見直し、ステップ2で自分の性格を見直したら、3つ目のステップとして、「自分の性格を変える必要があるかどうか?」を見直してください。
例えば、あなたがワガママで人の意見を聞かなくて意地悪で欲張りでとにかく最悪な性格というのであれば、その性格にマッチした仕事を探す方が困難でしょう。
いくら仕事を変えても、「またこの仕事も自分の性格に合ってない」と堂々巡りを繰り返し、気付いた時には定年退職そして人生終了ともなりかねません。
ここで重要な事ですが、自分の性格は変える事が出来ます。ぜひ下記の記事を参考にして下さい!⇒
「自分の性格が嫌いで変えたい方へ【嫌いな性格を変える3つの魔法】」
「思い込みが激しい自分の性格を逆利用して成功する具体的なステップ」
ステップ4.「仕事を変える必要があるかどうか?」を見直す
最後のステップは、とうとう脱サラか転職のステップになります。あなたが自分の性格と今の仕事の位置づけを見直した結果、今の仕事と自分の性格をマッチさせるうまい方法が見つかったなら、無理して今の仕事を辞める必要は無いでしょう。
ですが、「今の仕事に居座り続ける必要はない」「自分の性格を見直す落ち度も全く存在しない」というのであれば、思い切って独立か転職の道を進みましょう。
その上で見直すべきことは、ステップ1に逆戻りするようですが、「何のための仕事か?」です。これが本当に最重要です。次に紹介する項目のうち、優先順位としてどの項目が大切か?によって、仕事の意味合いが変わってきます。ぜひ参考にして下さい。
➀給料(お金が一番大切か?)
➁やりがい(給料は低くても楽しくてやりがいのある仕事を選ぶか?)
➂労働時間(プライベートや家族の時間はあるか?それよりも仕事が大切か?)
➃チームメンバー(気の合う最高の仲間に囲まれてるか?)
⑤立地条件(自分に合った土地での仕事か?※最近では独立にしろ会社に所属するにしろ、どこにいてもパソコンで遠隔で出来る仕事が増えている)
あなたの一番の価値観はなにか?ぜひ深く考えてみて下さい!
まとめ
今回の記事は、「仕事と自分の性格が合わない時に見直すべき4つのステップ」という事で、自分の性格と仕事について書いてきました。
繰り返しになりますが、「13万1400時間、極寒の地で裸体で震え続ける人生」を選ぶか、「13万1400時間、南国ビーチでトロピカルジュースを飲みながらゆったりと過ごす人生」を選ぶかは、あなた次第です。
仕事と性格には、複雑なファクターが絡み合ってます。ぜひその糸を紐解いて、最高な人生をクリエイトしていって下さい。最後まで読んで下さり、ありがとうございました!