「自分がとにかく嫌いで仕方がない!変わりたい!」
と思っているあなた、まず初めに言っておきます。自分嫌いは克服できます。
人生は泣いても笑っても一度きりです。一生自分が嫌いのまま終わるのか、ある時から自分を好きになり、人生を終えるのか、選ぶのはあなたです。
とは言え、どうやって自分を好きに変わればいいのか分かりませんよね?
目次
変わりたい!自分が嫌いな理由はなにか?
この記事を読まれている方は、何らかの理由で、自分を嫌いな人かもしれません。そして、自分を好きに変わりたいとも思っていると思います。
まず、よく考えてみて欲しいと思います。あなたが生まれた時、あなたは自分が嫌いでしたか?赤ちゃんのあなたは、自分を好きでも嫌いでも無かったはずです。そうですよね?これはとても大切な事なので、ぜひ覚えておいてほしいと思います。つまり、あなたはいつからか自分を嫌いになってしまったんです。それはいつでしょうか?
初めにやってほしいことは、自分の嫌いなところを明確にしてほしいという事です。出来れば紙などに、箇条書きにしてみるといいかもしれません。人によって自分を嫌いな個所は違っているでしょう。例えば、こんな感じでしょうか?
「目が一重」「太っている」「自信がない」「人とうまくしゃべれない」「ニキビが沢山出来ている」「声が小さい」「滑舌がわるい」「何をするにも行動が遅い」「勉強が出来ない」「人と目を合わせられない」「人が当たり前に出来ることが出来ない」「友達につい心にもないことを言ってしまう」「人見知り」「ブス」。あるいは、「理由は分からないけどとにかく嫌い」という方もいるかもしれません。
出来ましたか?
自分嫌いの本質は別にある?
次にしてほしいのが、これらは本当に自分を嫌いな理由だろうか?と考えて欲しいんです。すると、これらは本当に自分を嫌いな理由ではない、自分を嫌いな本質から出てきたカスの様なものだ、と気付けるはずです。
そうです。あなたが自分を嫌いだと思ってしまうこれらの理由は、本質ではなく、影のようなものなんです。この事をまず知るというのが自分を好きに変わっていく最初のステップなんです。
その証拠に、あなたと同じ欠点を持っている人がみんながみんな自分を嫌いかというと、そんなことないですよね?
例えば、目が一重だったり太っていたりしても、自分に自信があり、異性にモテる人も沢山いるはずです。人見知りだったり声が小さかったり、行動が遅い人でも、やさしくて友人たちから人気がある人もいるでしょう。
この事からも、自分嫌いの本質は別のところにあるという事が分かると思います。
じゃあその本質って何なのか?って話になりますよね。
自分が嫌いなままでいると・・・自分を好きに変わると・・・
自分を好きに変わりたい。その為には表面上ではなく、本質を見つめる事が大事って話をしたと思います。
ですが、その前に、自分を嫌いなままでいるデメリット、自分を好きに変わるメリットを見つめてみたいと思います。
自分を嫌いなままでいると、次の様な事が起こり得ます。
➀人の好意や善意を受け取れない。
自分を嫌いな人は、「自分を好きになる人なんていない、自分には幸せになる価値なんてない」と思っている人が多いので、このような事が起こり得ます。
➁自分の為にお金を使うことが出来ない
嫌いな人の為にお金を使いたい人なんていないと思います。それと同じで、自分が嫌いな人は、自分の為にお金を使おうとしない傾向があります。服や食事は最低限という人が多くいます。
➂自分の事をいじめたり利用したりする人から離れられない
自分を嫌いな人は、自分を大切にすることが苦手なので、自分をいじめたり利用したりする人からなかなか離れられなくなるのです。
➃周りの人も嫌いになる
自分が嫌いな人は完璧主義の人が多いので、周りにも完璧を求めやすくなります。ですが、当たり前ですが完璧な人なんていません。その為、周りの人が嫌いになりやすくなるんです。
じゃあ逆に自分を好きに変わるとどうなるかというと、その逆になります。つまり、
➀人の好意や善意を受け取れる ②自分の為にお金を使えるようになる ➂自分をいじめたり利用する人と縁を切ることが出来、本当の友人と関係を構築できる ➃周りの人を受け入れ、好きになれる。
どっちが幸せかは一目瞭然ですよね?
自分とは何かの本質を知る
じゃあ次に、自分を好きに変わるための核とも言うべき、”自分って何なのか”って本質の話をしていきたいと思います。
自分の周りを見渡したり、世の中を見渡したりしてみると、実に様々な人間がいますよね?
「友達が多くいていつも楽しそうな人」「人望が厚くリーダーシップをとるのが上手い人」「お茶目で人を笑わせたり場を和ませたりするのが得意な人」「いつも一人で読書している人」「自分に自信がなくおどおどしてる人」「責任のある仕事がどうしても出来ない人」
ですが、先程も書いた様に、生まれた時はみんな大差ない赤ちゃんですよね?どのようにして、こういう風になっていったのでしょう?ここが実は、自分とは何かの”本質”の部分に繋がってくるんです。
答えを言ってしまうと、”自分”の正体とは、「生まれ持った遺伝」プラス「今まであなたの周りにいた人たちの評価」プラス「あなたが今までしてきた体験」なんです。では、1つづつ見ていきたいと思います。
【生まれ持った遺伝】とは、あなたが両親から受け継いだ先天的なものです。容姿や体型、身長などはもちろんそうですし、臆病、陽気、慎重など、性格的なものもあります。
【今まであなたの周りにいた人たちの評価】実はこれが、あなたが自分が嫌いな原因として大きいんです。人間というのは、周りにいた人たちの評価の通りに育っていくんです。例えば、両親から「なんでお前は出来ないんだこのバカ」といつも言われて育った人は、本当に何もできなく、バカな人間になってしまいます。「お前はいつも行動が遅い」と言われて育った人は、行動の遅い人間になります。「お前は本当によくモテるな」と言われて育った人は、成長してからもモテる様になります。「お前は頭が良い」と言われて育った人は本当に頭が良くなります。
【あなたが今までしてきた体験】これも自分が好きか嫌いかに大きく関わってきます。例えば、「小学生のサッカーの試合でハットトリックを決めた」あるいは「自分のミスが続きチームが負けてしまった」「発表会の時、冗談を言って人を笑わせることが出来た」あるいは、「緊張してうまくしゃべれなかった」「合唱コンクールで指揮者に抜擢された」「テストでいつも100点をとっていた」「友達からいじめられていた」これらの体験が、今のあなたの自信につながってたり、コンプレックスに繋がってたりするんです。
どうでしょう?自分を好きに変わりたいと思っているあなたが、今の自分が嫌いな理由、なんとなく分かってきましたか?
自分嫌いの本質は、生まれてからの経験の中にあった
今のあなたが出来上がってきた過程を思い出してみて下さい。自分を好きに変わりたいと思っているあなたが、なぜ今自分が嫌いなのか、なんとなくつかめてきましたか?
例えば、上司がとても不機嫌だったとします。自分を嫌いな人は、このように考えてしまいます。「上司が機嫌悪いのは自分のせいに違いない」ですが、そんなこと分かりませんよね?もしかしたらたまたま虫歯が痛むもかもしれません。なぜこのように考えてしまうかというと、小さいころから父親が不機嫌で、それをあなたのせいにされ続けてきていたとしたら、そのような思考があなたの中に出来上がってしまってるんです。
また、あなたがたまたま仕事をミスしてしまったとします。自分を嫌いな人はこのように考えがちです。「やっぱりミスをした。自分はミスばかりする人間だ」ですが、人によっては同じミスをしても「人はミスをするもの、次は気をつけよう」と思う人もいるでしょう。この思考の違いも、過去にあります。もしかしたらあなたは小さいころからミスをするたびにひどく責められ、怒られてきたのかもしれません。
また、ある日のあなたのテストが90点だったとします。自分が嫌いな人は「100点じゃなかったから失敗だ」と思ってしまいがちです。ですが、人によっては「90点もとれたやったー」かもしれません。この原因も、あなたが小さいころから完璧を求められ続けてきたゆえんかもしれません。
あなたが自分を嫌いな本質はなんとなく分かって頂けたと思います。では次に、どうやったら自分を好きに変わっていけるのかという話をしていきたいと思います。
自分を好きになる方法
「自分を好きに変わりたい」じゃあ、どうすれば良いと思いますか?ここまで読んでくださった方は、自分嫌いの根本に、ある人達が関わっているのに気付いたかもしれません。
分かりますか?そうです。それはあなたの”両親”です。
人間というのは、良くも悪くも、両親の影響を非常に大きく受けているんです。もちろんそれだけではありませんが、両親の影響が一番大きいと思います。
自分を嫌いな人の特徴として、大きくあげると、「自信がない」「コンプレックスが強い」「何をしても他人と比較してしまう」などです。そしてあなたがこうなったのはあなたのせいじゃないんです。じゃあ親が悪いのか?って話にもなってきますが、いつまでも親を怨んでいても、自分を好きに変わることは出来ないでしょう。
じゃあ、自分を好きに変わるためにすることは何か?分かりますか?それは、”両親との和解”です。自分を好きに変わる方法は他にも沢山あると思いますが結局のところ、本質はここなんです。
これはとても勇気がいることです。ですが、あなたが本当に自分を好きに変わりたいなら、勇気を出して一歩踏み進んで欲しいと思います。
具体的にどうすれば良いかというと、自分が両親からされて傷付いたこと、嫌だったことを、正直に両親に話してみるんです。すると、あなたが両親に思っていたことと、両親があなたに思っていたことに、食い違いがあるかもしれません。両親の意外な愛情に気付けるかもしれません。
厳しく育てられたのも、両親の愛情だったのかもしれません。また、両親は精いっぱいの愛情を注いで育てていたつもりなのかもしれませんが、それがあなたには辛く感じられていたのかもしれません。あるいは、あなたの両親もその両親からとても辛い教育をされていたのかもしれません。
自分を好きに変わることは、「ありのままの自分を受け入れる」ことから始まります。その為には「両親からありのままの自分を受け入れて愛されていた」と知ることが、最も効果があるんです。
ぜひ、難しいかもしれませんが、実践してみることをおすすめします。
両親に感謝の手紙を書くのも効果的です。あなたの両親が天国にいる場合も、ぜひ行ってみて下さい。
まとめ
「自分が嫌い」「自分を好きに変わりたい」と思っている方に向けて、自分が嫌いな本当の理由と、その克服方法を書いてきました。
最初にも書きましたが、「自分を嫌いなまま一生を終わる」のと、「自分を好きに変わって一生を終わる」のとでは、雲泥の差があります。
ぜひ、多くの人に自分を好きにかわっていってほしいと思います。
この情報があなたの役に立つことを願っています。