「本を読むだけで生き方を変える方法」が存在するのをご存知でしょうか?
「そんな都合のいい話があるはずない」
あなたはこのように言われるでしょう。
もしも本当なら、皆なんかしらの本を読んでいるので、どんどん生き方が変わっていっている筈です。周りを見渡してもそんな方いません。
実は本を読んで生き方を変える法則があったんです。
目次
本を読んで生き方は変わるか?
「本を読むだけで生き方が変わる」
「そんなバカな」
とあなたは思うでしょう。
ですが、「この本を読んで価値観が根底からくつがえされた」あるいは「この本を読んでから本当に生き方が変わった」そんな、”人生に影響を与えた一冊”ってある人多いんじゃないでしょうか?
・・・・と、言うことは、実際に「本を読んで生き方が変わった事例」が存在するということです。
それならば、”なぜ本を読んで生き方を変える事が出来たのか”その仕組みを分析して、読書の際に適用していけば、実際に本を読んで生き方を変えていくことは可能ということになります。
今回はその話をしていきたいと思います。
「本を読んで生き方が変わる仕組み」と「その適用方法」です。この方法を使い、実際にどんどん自分で生き方を操っていってほしいと思います。
生き方とはなにか?セルフイメージについて
まずは、生き方とは何かの根本の話をしていきたいと思います。
”生き方”って何だと思いますか?
よく、「自分らしい生き方」とか言いますね。実際に本で生き方を変えていくためにはまずこの”生き方”がなにか知っておく必要があると思います。
実は”生き方”の定義には、2種類の意味合いが存在するんです。
1つ目が、「あなたの生活そのもの」です。
例えば、あなたは男性で一人暮らしをしている。普段は工場で単調作業の仕事をしている。夕食はいつもマンガを読みながらコンビニ弁当。休みの日はゲームをしているか、ネットカフェにいく。こんな感じです。
あるいは、あなたは女性で彼氏と同棲している。中学校で英語の先生をしている。授業が終わった後は、テニスの顧問をしている。夜は彼氏とレストランでディナー。休日はプチ旅行。連休はよく海外に行ったりもする。こんな感じでしょうか?
しかし、日々の生活の中で、”大切にしている事”ってあると思います。「遅刻をしない」「約束を守る」「嘘をつかない」「家族と過ごす時間が何より大切」「付き合いは断らない」「1人の時間が何より大切」「旅行がライフワーク」例えばこんな感じです。これが2つ目の生き方です。
1つ目の生き方と、2つ目の生き方は連動しています。それが合わさって、あなたの”生き方”になっています。そして、その”生き方”の根本をなすものが”セルフイメージ”です。
セルフイメージって聞いたことありますか?セルフイメージとは、あなたが自分で思っている自分自身です。セルフイメージは、人生の設計図と呼ばれたりもします。
すなわち、「生き方を変える」イコール「セルフイメージを変える」なんです。逆に言えば、セルフイメージさえ変える事が出来てしまえば、あなたはほっておいても自動運転的に、理想の生き方へと変わっていってしまうんです。
もうお分かりだと思いますが、「本を読んで生き方を変えることは出来るか?」という問いは「本を読んでセルフイメージを変える事が出来るか?」という問いとおんなじなんです。
生き方に影響を及ぼす”ミラーニューロン”の存在
「じゃあセルフイメージってどうやって変えるの?」って話になりますよね?
実はこのセルフイメージ、そんな簡単にほいほいと変えられるものじゃないんです。
当たり前といえば当たり前ですよね?そんなにしょっちゅう生き方を変えている人なんてあんまり見ないですから・・・。ですが、生き方が変わった人がいるのも事実ですし、実際に本を読んで生き方が変わった人がいるというのも事実です。ということは、このセルフイメージ、実際に変えられるということです。
セルフイメージを変えるのがなぜそもそも簡単にはいかないかって話をしていきたいと思います。
それは、セルフイメージの根幹をなすものが、”潜在意識”と言われるものだからなんです。
意識には顕在意識と潜在意識の2つがあるってよく言いますよね?そしてその割合は、1対9って言われてます。あなたが普段生きている中で、潜在意識の割合のが圧倒的に多いんです。よく知らないうちに頭を掻いていたりとか、知らないうちにほおずえをついていたりとか、気付いたら食べ過ぎていたりとかしますよね?その働きが潜在意識です。
この潜在意識をなすものは、あなたが知らず知らずのうちにあなたに植え付けられてきた考え方や、イメージなんです。
例えば、両親が厳しくて、小さいころから事あるごとに「お前はなんでそんなにバカなんだ」って言われて育ってきているとしたら、あなたは劣等感たっぷりの自信のない人間になっているかもしれません。小さいころからクラス会長や部活の部長、生徒会長など、リーダーシップを発揮する成功体験を積んでいる人は、大人になってからも自然とそんな生き方をとっている筈です。初恋の人にひどいフラれ方をした女の子なんかは、男性に対して不信感や恐怖感を抱いているかもしれません。
このようにあなたが生きてきた中で良くも悪くも心につよく刻まれたこと。喜びや自信、あるいは強い恐怖や恥などが、あなたの生き方の設計図である、セルフイメージになっているんです。
生き方を変えるとは、それを覆していくことなんで、そんなにほいほいと簡単にはいかないのは、なんとなく分かって頂けると思います。
ですがこのセルフイメージ、変える事が出来るのも事実です。その方法にはいろいろなものがあるんですが、その1つにミラーニューロンを使った方法というものがあります。
そのミラーニューロンってなにかって話をしていきますね。
良くも悪くも生き方に影響を与える「本」のちから
ミラーニューロンってなにかって話ですよね?
ミラーは鏡、ニューロンは脳内にある神経細胞のことです。つまり直訳すると、”鏡神経細胞”ってなりますね。このミラーニューロン、「ものまね細胞」って言われてるんです。
その働きはシンプルで、目の前にくりひろげられている全てを無意識のうちにまねてしまうっていうものです。
例えば、こんな経験あると思います。カフェで目の前の友人が1口コーヒーを飲んだらあなたもつられて飲んでしまう。目の前の友人がほほえんだらあなたもほほえんでしまう。ヒーローものの映画を観た後は、なぜかあなたもヒーローになった気分になってしまう。あるいは、常にネガティブな人と一緒にいるとあなたも知らず知らずのうちにネガティブになってしまう。
この様にさせている作用が、ミラーニューロンの働きなんです。
これは恐ろしい事でもあり、あなたが24時間意識的にしろ無意識的にしろ触れているものにあなたの意思に関係なく影響を受け続けているという事なんです。
本を読むだけで生き方を変える方法、なんとなく分かって頂けたでしょうか?
そうです。あなたが本を読む際も、このミラーニューロンの影響を少なからず受けているという事なんです。良くも悪くも、本はあなたに影響を与えているんです。と、いう事は、あなたの理想にマッチした本を読めば、あなたはその本からミラーニューロンの影響を受け、理想の生き方に進んでいきやすくなるんです。
注意しなければならないのが、逆のパターンもあり得るという事です。例えば、あなたが女性で、素敵な彼氏を見つけて夢の様に甘い恋愛をするという生き方を目標としているとします。それなのに、失恋がテーマの小説ばかり読んでいるとすると、その影響を受けてしまい、目標の生き方からは遠のいてしまいます。
実際にこのような方は僕の周りでもみかけます。
この場合は、理想の生き方を手にするためには、ハッピーエンドで結ばれる恋愛小説を読むことです。そうすることで、あなたは本からミラーニューロンを通して知らず知らずのうちに影響を受け、無意識のうちに理想の生き方へと変わっていきやすくなります。
本を読んで生き方を変える方法、もうお分かりですね?
ステップバイステップで説明すると、ステップ1で理想の生き方を明確にする。ステップ2で、理想の生き方にマッチした本を探す。ステップ3でその本を読みまくる。このようになります。
もっと言うと、本だけでなく、映画や雑誌、生活品なども理想の生き方にマッチしたものに変えていくとより理想的です。
生き方を変えるための3つの「やる」こと
ここまで読んでくださった方は、本を読んで生き方を変える仕組みと、実際の方法が分かって頂けたと思います。
ですが、何か足りないと思いませんか?
あなたはこのように思っているのではないでしょうか?
「本を読んで生き方が変わる仕組みも方法も分かった。だが、実際理想の本を読むだけで本当に生き方が変わるのか?」
結論から言ってしまうと、本をただ読むだけでは(影響はあるにせよ)難しいんです。
「じゃあ今までずらずら書いてきたことは嘘なのか?」
そんなこともありません。実は、実際に人間が変わっていくのに必要な事は3つあるんです。
その3つとは、「やる気」「やる事」「やり方」です。
ダイエットを例にとってみましょう。
あなたは今現在かなり太っているとします。あなたの理想の生き方が、モデルの様なスタイルになり、素敵な恋愛をすることだったとします。あなたは痩せようと思い、ダイエットでの成功体験などが書かれた本を読みまくります。さて、これだけで本当に痩せられるでしょうか?答えはノーだと思います。
じゃあ実際に痩せるには何をしなければならないか?もちろんダイエットですね。
ダイエットの成功体験の本を読むというのは、ミラーニューロンの影響を受け、モチベーションがかなり上がるので「やる気」に当たります「やる事」とは、もちろんダイエットの実践ですね。「やり方」とは、バナナダイエットなのか、ジョギングなのかエステなのか、その内容の部分になります。
ここで注意して頂きたいのが、「やる気」があっても、「やる事」と「やり方」が間違っていたら結果は出ないという事なんです。モデル並みの体型になり、素敵な恋愛という生き方の目標があり、ダイエット本を読みまくってモチベーションを上げたとしても、「やる事」「やり方」が「出来るだけ運動はひかえて、おなかがはちきれそうになるまで食事をする」では、理想の生き方に近づくどころか逆の結果になりますよね?
どうでしょう?本を読んで生き方を変える仕組みとステップと実践方法、分かって頂けたでしょうか?
まとめ
今回は、「本を読んで生き方を変える方法」をその仕組み、ステップ、実践方法から説明してきました。
ぜひ取り組んで、理想の生き方に近づいていってほしいと思います。
この情報があなたに何らかの良い影響を与えることを願ってます。