今回は、サラリーマンが副業を法人化していく事について、そのメリットやデメリット、タイミングなどを詳しく解説していきたいと思います。
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副業を法人化しているサラリーマンと言うのは、沢山存在しています。果たして法人化にはどのようなメリットが存在するのでしょうか?副業をされているサラリーマンの方は、自分の副業を法人化する1つの参考にして頂ければと思います。
目次
副業の法人化とは
宇田川です。
今回は、サラリーマンの副業を法人化していく事に関して、詳しく解説していきたいと思います。サラリーマンの副業人気は、年々高まっています。
今や、5人に1人のサラリーマンが何らかの副業をしていると言われています。それは、年々下がり続ける給料の問題、複雑に変化し続ける企業や社会状況が理由でしょう。
僕も、全てのサラリーマンは今すぐ何らかの副業を始めていくべきだと本気で思っています。これからの時代は特に、会社に依存してるだけでは、死よりも恐ろしい事態に陥るかもしれません。
ある日突然、ボーナスをカットされるかもしれません。ある日突然、会社がつぶれるかもしれません。じわじわと首を絞められるように、給料が下がり続けるかもしれません。
なぜそんなことが言えるのか?と思われる方は、ぜひ下記の記事を読んでみて下さい。理由が痛いほど理解できると思います⇒
>>「サラリーマンよサイドビジネスをせよ!4つの根拠からサイドビジネスをしなければならない理由を検証」
ところで、副業はあるタイミングが来たら法人化するべきだと言われています。それはなぜなのか?そのタイミングはいつなのか?
これらの疑問に答えるのが今回の記事になる訳ですが、その前に法人化ってなに?言った、基本的なところを書いていきたいと思います。
法人と言うのは、人間以外で法的な人格を認められる存在の事です。良く分からないですよね?よく法人格と言う言葉がありますが、その言葉がこの意味を物語っています。
法人と言うのは、簡単に言うと団体の事です。公益法人とか、社団法人とか、NPOとか、そういう団体全てが法人です。一定の目的で人が集まるとコミュニティが出来ます。
そのコミュニティで取引をしていった方が都合がいい場合がほとんどなので、そのコミュニティを人として扱って法的人格を与えたものが法人です。
なので、サラリーマンの副業を法人化すると言うのは、今まであなた名義で副業のありとあらゆる取引や手続きを行っていたのを、法人で行うという事です。
そして、サラリーマンの副業の法人と言うのは会社を意味します。回りくどくなりましたが、副業を法人化するというのは、あなたの副業を会社にするという事です。
では、副業を法人化することでいかなるメリットがあるのでしょうか?
法人化のメリット1:税金が安くなる
サラリーマンが副業を法人化するメリットの1つ目は、「税金が安くなる」です。サラリーマンが副業を法人化する最大のメリットは何といってもこれでしょう。
実際、副業を法人化しているサラリーマンの法人化の目的は、9割以上が節税目的だと思います。では、なぜ法人化することで税金が安くなるのか、そのからくりを解説していきたいと思います。
その前に、税金に関する予備知識を得るために、一度下記の記事をお読みいただければと思います⇒
>>「サラリーマンのサイドビジネス!税金はどうしたらいいの?【超分かりやすく解説】」
サラリーマンが、雑所得、もしくは事業所得で確定申告をする場合、累進課税のシステムが適用されます。累進課税と言うのは、簡単に言うと所得が増えれば増えるほど、税金額も上がっていくといったシステムの事です。
日本は特に、儲けている人に対する課税がえげつないので、ある一定以上稼ぐ人は課税から逃れるために海外に逃げる人が沢山います。
それくらい、稼げば稼ぐほど税金が上がっていくという事です。そしてその最大値は、55%です。つまり、儲けの半分以上を税金として取られてしまう訳です。
悲しさと憤りを感じずにはいられないでしょう。では、法人化するとどうなるのかと言うと、法人化した場合の法人税と言うのは一定であり、何らかの理由で増えたとしても40%を超えることはまずありません。
なので、法人化するのとしないのとでは最大で15パーセントも納税の額が変わってくるのです。15パーセントと言うと、100万円であれば15万円、1000万円であれば150万円です、3000万円であれば、450万円です。
450万円と言えば、サラリーマンの一年分の給料に該当しますよね。副業所得が3000万円の場合は、単純計算でサラリーマンの一年分の給料が節税できるという事です。
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法人化のベストなタイミングとは
法人税は一定、事業所得は累進課税。これはどういうことかと言うと、副業の所得が低いうちは雑所得や事業所得にしておいた方が税金を納める額は少なくて済むという事です。
しかし、副業の所得が増えて行くに従い、ある臨界点に達すると事業所得の税率が法人税の税率を追い越す瞬間があるのです。
つまり、その瞬間を狙って副業を法人化するのがベストなタイミングなのです。では、その額はいくらなのでしょうか?その額は、500万円と言われています。
もちろん様々なケースにより、ベストなタイミングは異なってきて当然でしょうが、1つの目安として副業の利益が500万円を超えると、事業所得よりも、法人税の方が安くなると言われています。
なので、副業の所得が500万円を超えるまでは雑所得や事業所得として確定申告を行い、500万円を超えるタイミングで、税理士さんに相談してみましょう。
副業の法人化のタイミングに関しては、下記の記事でも紹介していますので、よろしければ参照ください⇒
>>「サラリーマンが副業で会社設立をするメリットについてまとめてみた」
法人化は消費税も節税できる
さらに、法人化すると消費税も節税できるという事をご存知でしょうか?もちろん、事業で商品を販売した際での消費税です。
資本金が1000万円未満の法人であれば、2年間に限り、消費税が免除されるのです。なので、消費税として得た収益はそのまままるまる利益とすることが出来ます。
節税以外の法人化のメリット
サラリーマンの副業を法人化するメリットの最大は節税なので、節税の説明が長くなってしまいましたが、法人化のメリットは節税のみではありません。
1:社会的信用が得られやすい
会社と個人どちらの方が信用や信頼を得られやすいかと言うと、当然会社になります。中には、法人としか取引しないという取引先も存在します。
さらに、今まででは個人として問題なく取引してくれていた取引先が、ある時突然手のひらを返したように今後は法人としか取引できないので、法人化してくれと言われたというケースも存在します。
その方は、そこまで収益化できていなかったために、法人化するデメリットの方が大きく途方に暮れてしまったと言います。
近年は、フリーランスが増えていて、個人法人関わらず腕のいい取引先を選ぶという風潮になりつつあるのですが、まだまだこういったケースは存在するのです。
2:選択できる保険の幅が広がる
さらに、法人化すれば保険の幅が広がるといったメリットも存在します。例えば、国民健康保険に入る事も出来れば、サラリーマン時代と同じ保険に加入することも出来ます。
自分の状況に合わせて加入する保険を選択できるというのは、大きなメリットと言えるでしょう。
法人化のデメリット
ここまで、サラリーマンが副業を法人化するメリットを書いてきました。まとめると、法人化のメリットには、➀節税➁信用➂保険の幅、があると言えるでしょう。
他にも数えきれない位あるのですが、大まかなポイントは、これらです。では、逆に法人化することのデメリットは存在しないのか?もちろん、存在します。
1:副業の所得が一定以上必要
まずひとつめが、副業の所得が一定以上なければ法人化するメリットは存在しないというのがデメリットと言えるでしょう。
頑張って、副業の所得を上げていき、法人化できるまで拡大していきましょう。
2:手続きが何かと面倒
次に、副業を法人化すると何かと面倒な手続きが出てくるといったデメリットが存在します。例えば、複式簿記が必要になったり、会計処理もかなり複雑になります。
一般的な副業を行うサラリーマンでは、これらの処理は難しすぎて出来ないでしょう。ではどうするのかと言うと、会計士や税理士を雇う必要が出てくるのです。
それらの費用がかさむというのもデメリットの1つでしょう。ですが、それらを差し引いても法人化した方が節税になるので、メリットの方が大きいと言えるでしょう。
現に多くのサラリーマンが副業を法人化しています。
まとめ
今回は、「サラリーマンが副業を法人化するメリット、デメリット、タイミングについて解説!」という事で、サラリーマンが副業を法人化するタイミングや、メリットデメリットについて解説してきました。
ところで、副業禁止の企業に勤めている方なんかで、今までは副業をばれずに上手くやっていたけれど、法人化したらどうなの?と言った疑問を持っている方もいるかもしれません。
その答えは、下記の記事でお確かめください⇒
>>「サラリーマンが副業で会社設立をするメリットについてまとめてみた」
今回の記事は以上になります。最後までお読み下さり、ありがとうございます(^^)
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