今回は、せどりのキャッシュフロー(資金繰り)について書いていきたいと思います。突然ですが、せどりで一番重要な要素は何だと思いますか?
多くの方が「資金」とか、「リサーチ」とか答えるかもしれません。もちろんこれらの要素も重要です。ですが、僕はせどりで一番重要な要素は、キャッシュフロー(資金繰り)だと思っています。
なぜなら、せどりでキャッシュフローをミスると、即、「詰み」。つまり、「オシマイ」だからです。
その理由とそうならない為の対策を今回は書いていきたいと思います。
目次
せどりのキャッシュフロー(資金繰り)ってそもそもなに?
ノマドせどらーの宇田川です!
せどりのキャッシュフロー(資金繰り)ってそもそも何なのか?をまず説明したいと思います。キャッシュフローとは、直訳すると、お金の流れです。
つまり、せどりのような物販ビジネスでは、常にお金が血液のように流れている状態なのです。この様に言ってもイメージがわかないと思うので、例を出してわかりやすくいきたいと思います。
せどりとは、商品を仕入れて仕入金額よりも高い値段でその商品を売ることにより、利益を得るビジネスです。つまり、下記のように「お金」と「商品」が入れ替わっているのです。
①お金→仕入れ→②商品→売れる→③お金
①→③までが川の流れの流れていて、その一連の流れがキャッシュフローな訳です。よく、回転のいい商品とか、回転が悪い商品、と言った言い方がされます。
それは、①→③までのスピードを指している訳であり、スピードが速いほど「キャッシュフローが良い」遅いほど、「キャッシュフローが悪い」と言います。
キャッシュフロー(資金繰り)は速ければ速いほど、健全であり、僕の中では、はいかにキャッシュフローを速めるか?は、せどりをやるうえで重要なウエイトを占めています。
せどりでキャッシュフローをミスると「詰む」理由、黒字倒産について
では、なぜせどりでキャッシュフロー(資金繰り)をミスると「詰み」なのか?すでに書いた通り、そのくらいキャッシュフローはせどりにおいて重要なウエイトを占めている訳ですが、「黒字倒産」を引き合いに出して、その理由を書いていきたいと思います。
黒字倒産とは、読んで字のごとく黒字なのに倒産してしまう状態のことです。黒字と赤字は今更説明する必要もありませんが、利益がプラスの状態が黒字、利益がマイナスの場合が赤字です。
例えば、仕入れ額が¥1000の商品が¥1500で売れれば、¥500の黒字です。それが¥900でしか売れないと、¥100の赤字です。
不思議なことに、黒字でも倒産してしまう場合がある反面、赤字でも倒産しない場合があるのです。その2パターンを例を出して説明してみたいと思います。
先ほどと同じ¥1000仕入れの商品を10個仕入れたとします。
¥1000×10=¥10000
そして、一月以内に¥1500ですべて売れたとします。
¥1500×10=¥15000
これで、¥5000利益が出たことになります。
しかし、一月以内に2個しか売れなかったらどうでしょう?
¥1000×2=¥2000(仕入れ額)
¥1500×2=¥3000(売れた額)
なので、¥1000の利益は出ています。つまり黒字です。
ですが、実際の現金の流れはこうです。
¥1000×10(仕入れ)-¥1500×2(売り上げ)=¥7000のマイナスです。
何と利益は¥1000出ているにも拘わらず、実際は¥7000のマイナスなのです。当たり前ですが、残り8個の商品はいまだ在庫のままですから。
こんな感じで大量に在庫を抱えてしまって、現金のみが減っていって、ニッチもサッチも行かなくなった状態が黒字倒産なのです。
では、同じ商品が¥980で10個全部売り切れた場合はどうでしょう?
¥1000×10(仕入れ)ー¥980×10(販売)=¥2000の赤字です。
しかし、現金の流れにおいても、¥2000マイナスなので、上記の¥7000マイナスと比べると、¥5000も現金の上ではプラスなのです。
これが黒字倒産がありえて、さらに赤字でも倒産しないケースもある理由です。
せどりでキャッシュフローが重要というのはこういう事
黒字倒産の例で勘のいい方は理解していただけたかと思いますが、在庫の期間をいかに短くするか?がキャッシュフローにおける全てともいえる訳です。
いかに利益の出る商品をガンガン仕入れたとしても、キャッシュフローが悪い(要するに回転が悪くて売れるまでに時間がかかる商品)ばかり取り扱っていると、在庫がどんどんたまってくばかりで現金は増えません。
そして、仕入れできる資金が尽きてしまう状態、要するに資金ショートに陥ってしまいます。この資金ショートの状態を「詰み」と僕は読んでいます。
クレジット仕入れの罠
せどりというビジネスは、物販ビジネスで、先に商品を仕入れなければならないビジネスなので、資金(現金)がないと出来ないビジネスだと思っている人がいます。
しかし、実際には、現金での資金がなくてもクレジットカードさえあればせどりは出来てしまうのです。何を隠そう、僕もせどりをはじめた当初は現金での資金は全くと言っていいほどありませんでした。
僕だけでなく、僕の師匠も同じような状態からのスタートでしたし、今現在僕が所属しているせどりチームのほとんどの人が、同じような状態だったのではないかと思います。
それでもクレジットカードさえあればできてしまうのが、せどりであり、その秘密は下記の記事に詳しく書いてあります→
>>せどりで資金はいくら必要か?初心者必見!!貯金0でもせどりができる秘密を公開!!
これはとても素晴らしいことだと僕は思っています。なぜなら、現金での資金がなくてもせどりで稼いでいく事が出来るからです。
せどりをはじめたいと思っている人で十分な資金を持っている人はあまりいないのではないでしょうか?なぜなら、お金がないからせどりで稼ぎたいと思うわけなので。
だからこそ、資金がなくてもクレジットカードさえあれば出来るせどりは、素晴らしいのですが、一歩間違えるとそこが諸刃の剣になってしまうのです。
もしも現金0から、クレジットカードでせどりをはじめて、キャッシュフロー(資金繰り)をミスってしまい資金ショートの状態に陥ったらどうでしょう?
僕の知り合いにはいませんが、実際にこの状態に陥ってせどりからの撤退を余儀なくされた方がどうやら何人もいるようなのです。
もしも、現金での資金が0円で、クレジット枠100万円分を仕入れに費やしたとします。すると、クレジットカードにもよりますが、大抵の場合は翌月の末ごろにその100万円の引き落としがやってくるのです。
つまり、現金での資金が0円なのであれば、翌月の末までに現金にして最低でも100万円以上の売り上げがないと困る訳です。
さらに、その売り上げが振り込まれていないとクレジットの支払いに充てることが出来ません。
つまり、現金での資金が0円でクレジット仕入れをするのであれば、確実に引き落としまでに商品が売れて売上金が振り込まれるめどのある商品しか仕入れてはいけないのです。
ここが、せどりでキャッシュフローが死ぬほど重要である一番のポイントになります。
どのように商品の回転を見極めれば良いか?
では、仕入れる商品がどれくらいの期間で売れる見込みがあるか、どうやって見極めればいいのか?
と言った疑問が出てくるかと思います。これだけ、キャッシュフローを速めなければいけないと言っておきながら、そこの部分が分からなければ話になりません。
せどりをすでに少しでもかじっている人なら当然のごとく知っていると思いますが、そこの判断はモノレートというツールを使います。
これからせどりを始めようと思っている方はモノレートと言ってもピンとこないかと思いますので、いずれモノレートの記事を作成して詳しく説明していきたいと思います。
簡単に言うと、商品が①月どれくらい売れているか?②相場がどのように変化しているか?③出品者がどれくらいいるか? などなどをグラフで読み解くことが出来るツールがモノレートになります。
もしもせどりをこれからはじめていこうと思っている方は、下記の記事を参照してみてください。せどりが手に取るようにわかると思います→
>>せどりとは何か?本当は稼げない!?初心者必見!!せどりの実態を徹底解説!!
まとめ
今回は、せどりのキャッシュフロー(資金繰り)の重要性について、いかにせどりにおいてキャッシュフローが重要か?を書いてきました。
しかし、せどりでキャッシュフロー(資金繰り)が重要なのはよくわかったけど、具体的にどのようにしていけばいいのか?と言った疑問が残るかと思います。
それについては、下記の記事で詳しく説明しています。ぜひこちらの記事もあわせて参照してください→
僕の企画する「¥0同行仕入れツアー」にご参加いただけた方には、一人一人に一番マッチしたキャッシュフローの回し方を提案させていただきます。
いくらくらい現金資金があるか?クレジットカードは何枚持っていて、枠はいくらくらいあるか?また、月々せどりでどれくらいの利益を上げていきたいか?
などなどによって、キャッシュフローをどのようにしていくか?は、個人個人で全く変わってくることであり、一概に言える問題でもないですからね。
また、「キャッシュフローで困っている」あるいは、「どのようにキャッシュフローを回していけばいいかわからない」と言った方は、メールと電話(スカイプ)による無料相談も受け付けていますので、ぜひそちらもご活用ください(^^)