今回は、「スタンフォード自分を変える教室」で本当に自分を変えることが出来るか、徹底検証していきたいと思います。「スタンフォード自分を変える教室」をご存知でしょうか?
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「スタンフォード自分を変える教室」は、本の題名になるのですが、この著書は、アメリカで人気爆発していて世界15カ国尾にも訳されているのです。
目次
「スタンフォード自分を変える教室」とは
宇田川です!
今回は、「スタンフォード自分を変える教室」で本当に自分を変えることが出来るか、徹底検証していきたいと思います。「スタンフォード自分を変える教室」が、本の題名であることは、すでに述べました。
下記の本になります。
出版されたのは、2012年の10月、出版社は大和出版、著者はケリー・マクゴニガルさんという方です。この本は世界中で大人気となっているのですが、一体どんな本なのでしょうか?
心理学、神経科学から経済学まで最新の科学的成果を盛り込み、受講した学生の97%に影響を与えた「驚くべきレッスン」。
これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力について科学の見地からさまざまな光をあて、「意志力を鍛えるには何をすればいいか?」、具体的に説いていく。
アメリカでは、「科学と戦略を有効に使ったまったく新しいタイプの自己啓発書」と評されるなど、『NYタイムズ』『タイム』他主要メディアに軒並み取り上げられ、ロングセラーを続けている。
この本はスタンフォード大学で、実際に講義された内容をまとめたものです。そして上記紹介文に書いてある通り、受講した学生の97%に影響を与えたそうです。
しかし、「影響を与えるイコール実際に自分を変える効果があった」ではないので、実際のところどうなんでしょか?では、著者のケリー・マクゴニガルさんについて少し触れていきたいと思います。
ボストン大学で心理学とマスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で博士号(心理学)を取得。スタンフォード大学の心理学者。専門は健康心理学。
心理学、神経科学、医学の最新の研究を応用し、個人の健康や幸せ、成功および人間関係の向上に役立つ実践的な戦略を提供する講義は絶大な人気を博し、スタンフォード大学で最も優秀な教職員に贈られるウォルター・J・ゴア賞をはじめ数々の賞を受賞。
各種メディアで広く取り上げられ、『フォーブス』の「人びとを最もインスパイアする女性20人」に選ばれる。ヨガ、瞑想、統合医療に関する研究をあつかう学術専門誌『インターナショナル・ジャーナル・オブ・ヨガ・セラピー』編集主幹を務め、著書に『痛みを和らげるヨガ――心を落ち着け、痛みを緩和するためのシンプルヨガ』(未邦訳)などがある。
結構な美人さんですよね(笑)では、「スタンフォード自分を変える教室」のもう少し詳しい内容を、本文より引用しながら紹介していきたいと思います。
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「スタンフォード自分を変える教室」立ち読み
前頭前皮質は灰白質からなる1つの塊ではなく、おもに3つの領域にわかれており、それぞれが「やる」「やらない」「望む」の書く働きを受け持っています。
あるものを欲しいと思いながら、同時にまったく別のものを望んでいる。もしくは、今の自分はあるものが欲しい、けれども、やめておいたほうが将来の自分のためになる。そんなふうに2つの自己が対立すれば、一方がもう一方をねじ伏せるしかありません、しかし誘惑に負けてしまう方の自己が悪いわけではありません、もっとも大事なのは何かということについて、考え方が異なるだけなのです。
科学の発展によって、自己コントロールは心理学のみならず生理学にも関わる問題であることがわかってきました。つまり、自制心を発揮するとは、心とカラダの両面において衝動を克服する強さと落ち着きが生まれている状態なのです。
意志力は使うたび減っていくので、自制心を発揮し続けていれば,いずれコントロールが利かなくなる恐れがあります。
自己コントロールを求めるあまり、意志力の問題を何でもかんでも善悪で考えるのはまちがいです。
私たちは良いことをしたり、考えたりするだけで、すぐに自分のことをいいに人間だとおもってしまい、挫折しても正当化するのがうますぎるからです。
人は目標にふさわしい行動を取る機会が訪れただけでいい気分になってしまい、実際に目標を達成したような満足感を覚えてしまうのです。
欲望は行動を起こすために脳が仕掛ける戦略です。
欲望は自己コントロールに対する脅威にもなれば、意志力の源にもなります。ドーパミンが私達を誘惑へ駆り立てるとき、私たちは欲望と幸せを区別しなければなりません。
ストレスのせいで意志力の問題で失敗するのを避けるために、私たちは自分がほんとうの意味で晴れやかないい気分になれる方法を見つける必要があります。
私たちの脳は、驚くほど他の人たちの目標や、信念や、行動を、自分自身の決定に取り込んでいます。他の人たちと行動を共にしたり、あるいはその人たちのことを考えたりしただけで、その人たちは私たちの心の中で「もうひとりの自分」と化し、自己コントロールに影響を及ぼします。
自己コントロールとはそのような自分自身のさまざまな一面を理解できるようになることであり、まったく違う人間に生まれ変わることではありません。(中略)しっかりと自分をコントロール出来る人は自分と戦ったりはしません。自分の中でせめぎ合う様々な自己の存在を受け入れ、うまく折り合いをつけているのです
これらの抜粋からも分かる通り、「スタンフォード自分を変える教室」は、脳科学や心理学から事細かに人間の意志力を分析し、意志力を強化していくにはどのようなアプローチをしていけば良いのか?を述べている本になります。
ちなみに、脳機能を高めることでモチベーションをあげたりやる気を向上させる方法は、下記の記事を参照ください⇒
目標を達成したり理想の自分に変わっていくためには、その根本に意志力が必要不可欠になるので、その根の部分を徹底的な科学的見地から説明しているのです。
では、実際に「スタンフォード自分を変える教室」は自分を変えるのに効果があるんでしょうか?リアルなレビューを紹介していきたいと思います。
「スタンフォード自分を変える教室」リアルレビュー
第1章の時点で役に立ちました!こういう本は役に立たないって思ってたんですが、考え方でこんなにも簡単に冷静になれるんだなぁ…と感じました!海外ドラマで聞くような、セリフのような例え話がとてもおもしろかったです。
Amazonレビューより
特異なことが書いているわけではないけど、科学的な論拠があるので説得力がある。
自己啓発本の一種であるが、素直な気持ちで読むと結構得るものがある。
とりわけ「モラル・ライセンシング効果」。
いいことをしたあとでは、悪いことをしてしまってそれを正当化するという部分は、誰もが経験者ではないだろうか。
漠然とした違和感を、びしっと言い当てられると単純に気持ちがいい。そういうのがいっぱい出てくる良書。
自分を変えるとまではいかないけど、いくつか試したくなるだけの説得力はあった。Amazonレビューより
自己コントロールというと、どこか心の中の"かすみ"`をつかむような話で
実感のわきにくい問題ととらえていましたが
「筋肉に似ていて、疲労したり、定期的エクセサイズで鍛えられる。」と
言われると、とても身近な問題に感じられた。深呼吸や睡眠といった肉体的なことと意志の力は遠い存在のようだけど
実はとても密接にリンクしていることを知るだけでも読む価値があったと思った。Amazonレビューより
スタンフォード大学で博士号(心理学)を取得し、スタンフォード大学
の健康心理学者の著者が書いた本ですね。健康以外にも、成功や人間関係の向上に役立つ実践的な戦略を
提供しているようです。で、内容は
『何か達成したいことがあって、それを阻害する思考パターンは何か?
どのような思考パターンをすればイイか?意志力を鍛えるためには?』が書かれています。
特に、心理学や、脳の働きの観点から、目の前に起こった事象に対して
どういう思考パターンが起こるか?が実験や研究、理論から説明して
くれています。内容も理論立てて説明してあって、
『なるほど、こういう思考パターンが失敗に導くのか。』
というのが、めちゃくちゃ分かりやすく書かれています。
逆に、
『こういうとらえ方をするといいのか。』
というのもわかります。特に、この本では『意志力』に着目してあって
どういうときに『意志力が落ちるか』また『意志力が上がるか』が
とってもわかりやすいです。Amazonレビューより
アマゾンからレビューをいくつか紹介しましたが、星4つ以上のレビューそしている方がほとんどなので、かなりの良著と言えるでしょう。
レビューの内容は、普段何気なく行っている思考パターンの裏側の仕組みが分かった。その仕組みから逆算していけば、意志力をコントロールする方法も、理想の自分に変わっていく方法も分かるね!と言ったもの。
しかし、この本を読むだけで本当に自分を変えることが出来るかというと、僕は難しいのではないかと思います。その根拠を書いていきたいと思います。
「スタンフォード自分を変える教室」を読むだけでは自分を変える事が出来ない理由
まず、自分を変えると言っても様々なパターンがあるので、なんとも言いかねる部分はありますが、どんなふうに変わりたいにしろ、そこには必ず行動が伴わなくてはならないはずです。
例えば、ダイエットして10キロ体重を落として自分を変えたいと思ったのであれば、実際に毎日ウオーキングするなどの習慣を毎日の中に取り組み、実践しない限り痩せることは出来ません。
ダイエットの例からも分かる通り、自分を変えるには、「決断⇒行動⇒継続⇒習慣化」といった流れが必要不可欠なのです。その辺は下記の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参照ください⇒
>>「自分を変える方法は習慣にあった!劇的に自分を変える5つの習慣とは!?」
なぜ多くの人が変わりたいと望みながらも、理想の自分に変わることが出来ないかというと、「決断⇒行動⇒継続⇒習慣化」のルーティーンを実践できないからにほかなりません。
では、なぜ実践できないのか?その仕組みを科学的見地から述べているのが「スタンフォード自分を変える教室」といった著書なのです。
自分を変えるには、「決断⇒行動⇒継続⇒習慣化」のルーティーンが必要なことぐらい、今更述べるまでもなく大概の人は分かっているのです。
少なくとも、自分を変えたいと思い、何らかのアプローチを取ったことがある方は、どうしても行動を継続することが出来ずに、「なぜ自分はこんなに意志力が低いんだろう、継続力がないんだろう」と、悩んだことのある方がほとんどでしょう。
そこの疑問にピンポイントで答えてくれるのが、「スタンフォード自分を変える教室」なのです。だからこそ、これだけ世界中で人気があり、Amazonレビューも評価が高いのです。
しかし、この著書を読んで自分を変える方法が分かっても、それを実践しない限り自分を変える事は金輪際不可能でしょう。そういった意味で、僕は「スタンフォード自分を変える教室」をただ読むだけでは自分を変える事は出来ないと思うのです。
ミラーニューロンの存在
とは言え、この本を読むだけでもミラーニューロンの影響を受けることは出来るので、読むだけで自分を変えるようなアクションを起こしやすくなるのは事実でしょう。
ミラーニューロンは人間の脳に備わっている機能で別名物まね細胞とも呼ばれるものです。人間が普段生活する上でミラーニューロンはかなり重要な役割を果たしていますので、ぜひ下記の記事でミラーニューロンについて知って頂ければと思います⇒
>>「心理学で目標達成!目標達成に有効な心理学テクニックBEST10」
また、今回紹介した「スタンフォード自分を変える教室」に限らず、自分にあったぴったりの本に出合う方法は下記の記事を参照ください⇒
自分を変える為に行動を習慣化する具体的なテクニックについては、下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参照ください⇒
>>「自分を変える方法は習慣にあった!劇的に自分を変える5つの習慣とは!?」
まとめ
今回は、『「スタンフォード自分を変える教室」で本当に自分を変える事は出来るか!徹底検証!』という事で、世界的良著である、「スタンフォード自分を変える教室」を読んで自分を変える事は本当にできるか、徹底検証してきました。
「スタンフォード自分を変える教室」は、心理学、脳科学の分野から、人間が変わりたいと望みながらも変われないのはなぜか、では、どうすれば変わることが出来るのか?を述べた本です。
そのノウハウを日々の生活に取り入れていけば、変わることは出来るでしょう。しかし、最終的には行動あるのみ、という事です。
目標に向けた意思力を高める方法は、下記の記事もぜひ参考にして下さい⇒
最後までお読み下さりありがとうございます(^^)